« March 2018 | Main | December 2020 »

October 03, 2019

豚コレラワクチン

 当時、豚コレラ清浄国のためにワクチンを最後に一斉に投与した開業獣医師です。
 口蹄疫の時と同様、有効と認められていたワクチン投与の開始が遅いと思います。畜産農家の悲痛な声を無視するもので、廃業に繋がり、延いては畜産の自給率低下、食の安全、食料安保に多大なる影響があることを危惧するものです。私自身の子、孫、携わった青少年の未来を危うくするものです。そもそも、家畜伝染病予防法は「畜産の振興を図ることを目的とする。」わけですから農家を守ることは疑う余地もない当然のことと思います。
 単発な発生ならば殺処分で済みますが、複数地域で発生した時点でワクチン接種を前提として計画すべきで、実施の判断は、後からでも良いでしょうが、今回も余りにも判断が遅すぎると思います。公的機関の農場で発生した時点で伝播のステージが1段上がったもので、封じ込めが出来ないものと思います。家伝法の遂行判断の責任所在を明らかにしておいてください。口蹄疫でも裁判になりましたが行政も司法も誰も責任を明確にし、責任を引き受けておりません。
 今回は野生の猪から豚へ感染したものですから、猪を駆除出来なければ豚コレラウイルスは常在しているも同じです。飛来する鳥インフルなら季節的で、その時に鳥に伝染しなければ拡大しませんが、猪に常在すれば日本全土に拡大する訳ですから、諸外国の狂犬病のように野生動物の狂犬病が撲滅出来ない現状では飼養犬に狂犬病予防接種を行うことで犬に蔓延しないようにすることど同様です。この犬と同じく日本の発生県の豚には、豚コレラを投与するのは当然のことと思います。
 今回のパブリックコメントの受付期間が短い事も取り組みの遅れを開示するものです。半年前から受け付ければ、充分多くのコメントが寄せられたものと思います。

| | Comments (0)

« March 2018 | Main | December 2020 »