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December 29, 2020

コロナについて

 福岡県獣医師会両筑支部長であり大動物小動物の臨床家の視点より一言申し上げます。県のHPでようやく日別感染者数検査数が発表されました。しかしながら、感染症に対する対策は未だに後手後手です。指定病院に限らず大阪府のような入院可能な病床や隔離宿泊施設についてはいかがでしょうか?また、集団感染の元になる感染源の確定診断が遅々として進まず対応が後手後手です。宮崎で発生した口蹄疫や現在も進行中の豚熱など、目に見えない感染症に対する対応に甘さが見られます。県の取り組みについて納得のいく取り組みをお伺いいたしたいので近日中に1度お会いしてお話出来ればと思います。

 

補足します。志村けんさんが亡くなりました。残念なことです。明日は我が身、自分ごとです。屋形船からコロナウイルス拡散はとどまることを知らずクラスター対策では間に合わない段階になりました。私は経験則から久留米市にも早晩半年以内に80%の確率で侵入1日の感染者二桁に達すると推察します。3桁の感染爆発が起これば医療崩壊で入院治療不可能、医療従事者の感染致死、患者の致死人口30万の2.9%で87000人が亡くなるまで感染が終息しません。自然淘汰になります。

 私は町医者なる個人開業獣医師ですが、元産業動物臨床獣医師で猫の避妊手術、乳房炎予防、酪農家養豚家の予防注射を行っている臨床家です。現場では手術の未熟さから感染症を発生の危機感、緊張感もあります。突然死の炭疽を否定する検案書もかきます。自宅で細菌培養もしました。

 その経験からすると公衆衛生の特に感染症である伝染病の疫学専門家の科学的根拠が見えてきません。未知の新感染症ではありますが、ウイルスであること、検査で陽性率の信頼性が低くとも陽性であればウイルス保有していることは100%間違いなく診断できるのですから、感染源として特定しそこから拡散しないように隔離することが必要十分条件と確信します。加えてこのウイルスは不顕性感染、発症せずにウイルスを拡散することが分かっています。

 ここ数年全国的に猫の避妊去勢手術を行っていますが、野良猫は無くっていません。しかしながら殺処分数は確実に減少しています。久留米市では以前は道路に交通事故で死傷した猫が多数見られましたが昨今は殆ど見られません。伝染病とは違いますが野良猫に餌を与えれば年に2-3回出産し単純に年に3-18頭徐々に増えていきます。全国には避妊せずに猫を飼い続け猫屋敷になり保護団体に助け出されるケースもります。里親募集を繰り返しても避妊手術をせずに、野良猫の殺処分を減少させることは、本質的に無理があります。

 酪農家の乳房炎にも伝染性と環境性の2種があり、伝染性乳房炎は保菌牛を隔離、淘汰しない限り抗生剤治療では撲滅できません。

 撲滅した豚熱(旧豚コレラ)も3年前に岐阜の猪で診断されましたが、ワクチン投与開始が遅れ、未だに清浄国化しておりません。感染源である猪の撲滅や養豚場との隔離が進みませんでした。豚熱は対処しなければ100%致死率です。

 久留米市内でも結核が年間40人発生しています。が、予防と健診が功を奏し爆発的には増えていません。が感染者は隔離していますから、直接市民に感染することはないと思います。

 家畜は伝染病が確定診断されれば半径10kmや20km搬出制限交通遮断が行われます。また、感染家畜と同居家畜は殺処分され感染源の淘汰埋却消毒が行われ掘り返すことも禁止し感染病原体が拡散することを防止します。口蹄疫はウイルスでしたが、殺処分が間に合わず体内でウイルスを増殖させ拡散させていきました。宮崎では埋却できなくても細胞が死ねばウイルスは増殖できないにも拘わらず、殺処分がおくれました。

 只今都知事の臨時会見を見ました。厚労省クラスター対策班は感染爆発を認めません。封じ込めていないことを認めるのは数値的にいくらなのか明確ではありません、言及もありません。日本医師会は1日三桁の発生で感染爆発非常事態と明確に述べています。医師の間でも様々な意見がありますが、目標をどこに見出すのかで対応もアイディアの方向も変わってきます。私は最悪の事態を想定し準備し、結果的に無駄であったという方が今後の感染症危機対策としても重要と思います。ブローバリゼーションから人と動物の共通感染症は今後も増えてone world one healthの考えが重要かと思います。

 大都市で発生が増えています。通勤通学で人が移動するので大都市ほど感染経路不明の発症者が増えて来ます。久留米は大都市福岡に近くベッドタウン状態ですから、福岡経由で関東関西中部から不顕性感染者が入ってくる確率は周辺市町村に比べて高いと思います。

 繰り返しになりますが私はクラスター対策ではなく、クラスターを発生させる感染源を摘発隔離することこそが速やかに取り組まなければならないことだと確信します。

 現状PCR検査しか陽性診断できないのであれば、医師がその疑いと診断したものは全て検査するこれは必須です。検査機関は久留米臨床検査センターでも、県外依頼でも、距離的に最も近い韓国、中国へ空輸でも良いと思います。採材は車の中で行えば、不潔清潔の厳密な理解があれば専門医師に限らす、看護師、検査技師でも技術的には無理がないと思いますから、自衛隊、久留米医大にも協力の道を探るとどうでしょうか?総理も厚労省も検査推進されているにも拘わらず、現場医師の依頼にも関わらす検査件数が進まないネックを探り当て、取り除き1時的にでも検査件数を増加させる、民間委託の道を探る、

全国的に進んでいないので久留米市で検査を引き受けることも可能かと思います。

 陽性重症者は入院、軽症者・不顕性感染者は隔離できる市営住宅等、ホテル等を宿泊施設を確保し、感染拡散しない方法をとり入院治療費のみでなく軽症であっても休業補償をする。市独自で賄えない分は県、国に依頼する。

 自粛要請にかかる営業補償より摘発隔離保障の方が負担が少ないかもしれません。隔離すれば現状の久留米の結核のようにそこから指数関数的に感染爆発は起こりません。

 

以上ご検討ください。市民の疑問(ex家庭内で感染者が出た場合の対応など)に医療の疑問に対し説得力のある説明が欲しいと思います。

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